福岡ＯＲＣＡベンダー会は、発足以来各医師会様の展示会の企画と運営をお手伝いしてまいりました。特に福岡県医師会様では2004年より毎年恒例となっており、毎年多数の最新のＩＴ関連機器、ソフトを展示し、多くの医療機関様にご来場いただいています。また、2004年の福岡県医師会様における展示会をきっかけに日医総研が全国的に「ＩＴフェア」として開催を進めることになり、現在では日医総研との連携で各地の医師会様のＩＴフェア開催をお手伝いをすることができるようになりました。ＩＴフェアでは、講師を招いての講演会と機器やソフトウェアの実演をセットに毎回新しい商品も加えて医療機関様に有益な情報を提供しています。

福岡ＯＲＣＡベンダー会では、各会員企業が、より高レベルでかつ高効率のサポートが可能となるよう技術者やインストラクターの情報共有、研修会や勉強会を共同で実施しています。また、医療機関様により良い提案ができるように常に新しい商品（例えば電子カルテ）の勉強会を実施し評価しご提案に役立てています。

共同検証がなぜ必要か・・・・と思われますが、保険請求は、各地域によって条件が違う公費というものがあります。その地域公費が変更になった場合にプログラムは修正されます。その修正内容は開発元である日医総研に伝わりますが、念のためその内容に間違いがないかどうか、検証する必要があります。また、バージョンアップのタイミングも重要なため検証することでそのタイミングを確認することができます。
共同開発は、例えば帳票類。ＯＲＣＡで標準的に準備されているもの以外に特に地域的なものは、ベンダー会で共同で開発することで低コストでユーザー様にご提供することができます。

各会員企業の技術者、インストラクターをお互いに支援することで退職者が出た場合の補填、新入社員の教育と色々と不憫な点が解決できます。ＯＲＣＡは、医事会計とＬｉｎｕｘという割と特殊な知識と経験が必要なため新入社員がすぐに現場に出れない、そのような時に人材支援がこのことを解決してくれます。また、導入ユーザーが重なった、トラブルが重なったなどの人手不足も解消できます。ベンダー会は、人材交流をメーリングリストや勉強会、懇親会を通じ、常日頃から行っていますのでいざというときは円滑に対応ができます。